
飲食店で働きたいけど、ブラックって聞くから恐いなあ…
こういった悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?
飲食店はよくブラックな労働環境と言われ、実際、離職率の高い仕事です。
就職を考えた時に、自分が仕事を続けられる不安に思うと思います。
そこでもし、
「飲食店で仕事を続ける人は、こんな人だ」
って特徴が分かれば、それが自分に当てはまるのか、参考になります。
この記事では、飲食店を続ける人の特徴を知ることで、
・自分が飲食店で働いて、仕事を続けられるかどうか
マクドナルドで学生マネージャーを任され、大学卒業までの7年間、複数飲食店のアルバイトを掛け持ちする。
大学卒業後、転職を繰り返し、ブラック企業と呼ばれる居酒屋で3年間働く。その間、最高水準の売り上げ伸び率を記録する。
現在、35歳。有名飲食店のスーパーバイザーとして勤務中。
実際に、長年飲食店で働いてきた経験をもとにお伝えしていきます。
目次
飲食店で仕事を辞めない人の特徴5選
飲食店を辞めない人の特徴1 結果を出す実力がある
飲食店の仕事内容は、主に肉体労働ですが、成績を追及される営業マンのような一面もあります。
この成績が離職率に関係してきます。
・原価率
・人件費率
・売り上げ
飲食店というのは、店長の実力がお店の売り上げに大きく影響を与えます。
良い店長は、従業員と上手にコミュニケーションを取り、指導が上手です。
そういった店長のお店の従業員は美味しい料理をつくることにこだわり、接客態度が良くなります。
一方、店長が従業員教育が苦手だったり勤務態度が悪いと、従業員は怠けたり、料理スキルや接客するキルが向上せず、お客様を満足させることが出来なくなります。
つまり、良い店長の店はどんどん売り上げが伸び、悪い店長の店は売り上げが下がっていきます。
飲食店の会社は、そういったところを見て、従業員を評価します。
・原価(料理の食材費)
飲食店で最もコストが掛かるのは、食材費と人件費と言われています。
原価(料理の食材費)は、売り上げの30%以上を占めるお店が多いです
そうなると、この原価を例えば1%~3%だけでも下げるだけでも、大きな利益につながります。
原価は食材を腐らせてしまったり、料理に必要以上に食材を多く入れてしまったり、調理ミス等で上がります。
つまり原価は、店長がいかに食材を管理するかで、成績が変わってきます。
・人件費
人件費は飲食店の中でも管理が難しいコストです。
人件費は原価同様、売り上げの30%前後で経営している飲食店が多いです。
しかし、

今週は忙しくなりそうだから、沢山アルバイトを
シフトに入れておこう
このように考えたものの、実際にはお店が暇だった場合、必要以上の人件費を使ってしまったことになります。
こういったことにならないよう、正しく予測したり、細かく調整する力が店長に求められます。
飲食店を辞めない人の特徴2 辞めたくても辞めれない理由がある
先ほどの「特徴1」は、実力のある人が会社に残るというポジティブな理由でしたが、その逆のネガティブなパターンもあります。
それは、辞めたくても辞めれないというパターンです。
これまでずっと飲食店で働いてきて、特に他の資格や経験を持たない場合、歳を取ると転職が難しくなる場合があります。
また転職先はあるけど、今よりも給料が下がるため、家族を養うのが難しくなるということもあります。
そういった理由等で、本当は飲食店を辞めたいけど、辞められないという人もいます。
飲食店を辞めない人の特徴3 接客が好き

私自身、数々の飲食店従業員を見てきましたが、接客が苦手だったり嫌いな人は退職していく傾向にあります。
反対に、接客が好きな人は飲食店を続けていく傾向にあります。
飲食店は接客業です。お客様と接する機会が多い仕事です。
飲食店では、「美味しかったよ~ありがとう。」と声を掛けられこともよくあります。
そういったときに嬉しいと思える人は、良い接客を心がけ、お客様に感謝されるので、自分も働いていて楽しい。楽しいから更に良い接客が出来るという良い循環が起こります。
反対に接客が嫌いだったり苦手な人は、多くの場面でストレスを感じるので、前向きに仕事に取り組むことが難しくなり、離職につながります。
飲食店を辞めない人の特徴4 コミュニケーションが上手
飲食店が抱える大きな問題として、「人手不足」があります。
人手不足になる原因の一つは、店長とアルバイトとのコミュニケーション不足です。

あの店長、いつも話かけてこないのに、
指示だけ出して、忙しくなると怒るし最悪!
アルバイトがこういった不満を抱え退職していくケースが多いのです。
人手不足になると、社員の休みが減ったり、労働時間が長くなります。
人手不足にならないよう、上手にコミュニケーションを取れる店長は、自分の労働時間を抑えることが出来、退職が減ります。
飲食店はこのパターンで退職する人が多いので、コミュニケーションが大事ということです。
飲食店を辞めない人の特徴5 体を動かすのが好きで体力がある
飲食店は他の仕事よりも労働時間が長い会社が多いです。
また、立ち仕事で体を動かすので、決して楽な仕事ではありません。
体力に余裕がなくなれば、精神的にも仕事がつらく感じてきます。
そういった理由から体力のある人が飲食店に向いていると言えます。
また、飲食店で忙しいときは走り回ることもありますが、その忙しさをちょうど楽しめるような人は、飲食店に向いています。
飲食店を辞めない人の特徴6 いい意味で鈍感で打たれ強い
飲食店の仕事は、繊細な人にとってはストレスの多い仕事です。
人間関係では上司だけでなく、アルバイトに対しても気を使います。
また、お客様からのクレームや、人手不足の問題、売り上げ不振等、悩みはつきません。
良くも悪くも、こういった悩みや不安を気にしない人ほど、仕事は長く続きます。
また、飲食店歴が長いベテランの人になると、こういった問題が起きても、今までの経験から何とかなるということが分かっています。
新人の頃に悩んで退職を考える人も、その時期を乗り越えると同じ問題が起きても、心に余裕が出てきます。
経験を積んでいる人、メンタル的に強くなり、離職しづらくなります。
飲食店を辞めない人の特徴7 上手に人を使える人
飲食店の仕事を「大変と思う人」と、「実は楽と思う人」に2極化します。
この2種類の人の大きな違いは、上手に人に指示を出したり、仕事を割り振れるかどうかです。
本来、飲食店で正社員をすると、多忙な会社が多いです。
料理をつくったり、接客したり、シフトつくったり、食材の発注をしたりとすることはつきません。
その仕事をすべて自分でしようとすると、時間がいくらあっても足りません。
そこで、上手に人を使える人は、自分以外でも出来る仕事や、重要でない仕事をどんどん人に任せていきます。
そうすることで、自分自身の時間を確保し、肉体的にも精神的にも余裕が出来ます。
これが出来るかどうかで、退職率が大きく変わります。
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