飲食業を辞めたい6つの重大な理由(退職理由)

「飲食業は大変な職業です。」

・飲食店で働いているけど、毎日つらくてしかたない…
・このまま飲食店で働いていて大丈夫かな?不安だぁ…

 こんな風に思っている人多いのではないでしょうか。私自身もそうでした。
 飲食業は、労働時間が長かったり、パワハラが多かったり、給料が低かったり、人間関係が難しかったり、飲食の仕事がつらくて悩んでいる人がたくさんいます。

 この記事は私の実体験を交え、飲食業で働く人が仕事を辞めたいと思う理由を記載しています。

 この記事を読むことで、飲食店を辞めていく人の退職理由が分かり、悩みに共感したり、今後どうするべきかという答えを見つけることができるかもしれません。

 
わたし
わたし

 私自身、長年飲食店で働いてきました。私自身、飲食業の退職を経験しましたし、多くの退職者を見てきました。この記事で、悩みに共感したり、今後どうするべきかという答えに、一緒に近づけたら幸いです。

飲食店を辞めたい理由1. 労働時間が長い

わたし
わたし

 私は長年飲食店で働き、長時間の労働を経験してきました。

 多いときは300時間を超え、平均しても230時間は働きました。

 しかし、私より長い時間働いている人が沢山いるでしょう。

労働時間が長くてつらいこと
・体が疲れていて、休みの日は寝るだけで一日が終わる。
・仕事が終わると次の日に備えてすぐ寝るから、自由の時間がない。
・家族と一緒にいる時間が少なく、夫婦仲が悪くなる。

・友達と遊ぶ時間が取れなくて、友達が減っていく。
・体が疲れているから彼女や奥さんとデートしてもすぐ寝てしまい怒られる。

わたし
わたし

上記は、ほとんど私の実体験です…
つらかったなぁ…

 こうやって思い返すと本当に大変だったし、36歳になった今飲食業から離れて良かったと思います。

飲食店を辞めたい理由2. 将来が不安

 私は2つの将来の不安がありました。

①体力仕事の飲食業をいつまで続けられるかという不安
②会社が倒産しないだろうかという不安
 では、それぞれ見ていきましょう。

①体力仕事の飲食業をいつまで続けられるかという不安

店長
店長

長時間労働しんどいよ~。
歳を取っても続けれるのかな~。

 私は飲食店の店長時代、このような不安を持っていました。
 「それなら現場で働かなくてもいいように、マネージャーの出世を目指せばいいじゃないか」
 そんな風に思う人もいるでしょう。
 しかし、飲食店で「現場で働かなくていい立場」になるのは、とても難しいことです。
 飲食店には歳を取っても、現場で働き続けなければいけない理由があります。

飲食店で歳を取っても現場で働き続けないといけない理由
・他職種に比べてマネージャー以上のポジションが少ない。
・マネージャーになっても人手不足であれば、現場で働く必要がある。
・マネージャーをしながら店長を兼任するケースがある。

②会社が倒産しないかという不安

 飲食店は5年で80%以上のお店が倒産すると言われています。
 飲食店は移り替わりが激しいので、利益を出し続けることが難しい商売です。
 よってお金のない中小企業で働き続ける限り、倒産の不安は常につきまといます。
 しかし大企業であっても、決して安心はできません。
わたし
わたし

 私は大手の飲食店で働いていましたが、新型コロナが流行したときは給料が半分になりました。当時、働いている従業員全員が会社が倒産する可能性を感じていました。

飲食店を辞めたい理由3. 給料が低い

 2020年の統計データによると、飲食店で働く人の平均年収は353万円です。

 353万円は、他職業の平均に比べ100万円近く少ない年収です。

わたし
わたし

 私自身は、400万を超える年収でしたが、決して満足ではありませんでした。

 労働時間が長いので「これだけ働いてこれだけか…」という気持ちがありましたし、将来の昇給が期待出来なかったからです。

 10代や20代前半であれば、飲食店の給料はそう悪いものではありません。
 しかし、年齢を重ねるごとに、どんどん他の職種と給料の差が開いてきます。
 飲食店には、なかなか給料が上がらない重大な理由があります。

飲食業の給料が上がりづらい重大な理由
飲食店は人件費を抑えることで成り立つ商売であること

 飲食店で利益を出すためには、人件費を抑えることが重要です。

 そのため、従業員の給料が上がりづらいという現実があります。

わたし
わたし

例を挙げて少し考えていきましょう。

 1ヶ月に300万円の売り上げのお店があり、そのお店の利益率を5%とします。
(利益率とは売り上げに対し、どれだけ利益が出たかという割合です。)

 300万円に対し、利益率が5%ということは、利益が15万円です。
 しかし、ここで店長の給料を10万円上げた場合、利益は5万円しか残りません。

 世の中に赤字のお店が多い中で、5%の利益率はそう悪いものではありません。しかし、従業員の給料を上げた瞬間、利益のほとんどが無くなってしまいます。
 
 つまり、飲食店の商売自体の利益率が悪いことが、給料が上がりづらい理由になっています。

飲食店を辞めたい理由4. 人間関係が悪い

わたし
わたし

私も人間関係は凄く悩みました。
飲食業以外の仕事もしてきましたが、特に飲食店は人間関係が難しいと感じました。

 私が考える飲食店の人間関係が悪い理由です。
飲食店の人間関係が難しい理由
①労働時間が長いため、疲れて余裕のない人が多い。
②閉鎖的な空間なので、パワハラが横行しやすい。
③長く続けているアルバイトが権力を持つ。
 私自身、パワハラ上司にも、古株のアルバイトにも悩まされました。

飲食店を辞めたい理由5. 休日が取れない

店長
店長

最後に休んだ日覚えてないや~

つらいよ~

 私の周りにはこんな店長がたくさんいました。私自身も1ヶ月近く休めていなかったりします。

 飲食店で休みが取れない理由があります。

飲食店で休みを取れない理由
①求人を募集しても、なかなか応募が来ない。
②繁忙期(忙しい時期)と閑散期(暇な時期)の差がありすぎて、繁忙期はいつも人手不足。
③せっかくの休みでも、突発的にアルバイトが安めば穴埋めで働かないといけない。

飲食店を辞めたい理由6. 仕事にやりがいを感じない

わたし
わたし

「仕事がつくらても、お客様に喜んでもらえるなら…」そんな風に思っていたときもありましたが、どうしてもやりがいを持てず、何度も心が折れそうになりました。

 
飲食店でやりがいを感じなくなる瞬間

①自分の頑張りや成果を評価してもらえなかったとき
②先輩や店長に仕事を教えてもらえず、新しい仕事になかなか挑戦できないとき
③明らかに能力の低い上司の下で働き続けないといけないとき

 個人的には、自分の努力や成果を評価してもらえなかったときが一番つらかったです。

 ただでさえ、楽な仕事ではないのに不当な評価を受けたときは叫びたい気持ちでした。

 また新入社員やアルバイトが飲食店を辞めていく理由として、仕事を教えてもらえないというのは、順位の高い退職理由だと聞きました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました